花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根はみえねんだなあ  みつを

人の人生を木に例えるなら、乳幼児期はその人を支える根っこの部分だと言えます。この時期に芽を出すことに急ぐのではなく、太く深く根を張ることがその後の成長を左右するほど大事です。友達とたくさん遊び、たくさんの体験の中で楽しい嬉しい悔しい悲しいと色々感じ、自分もやってみたい、自分でやってみたい、こうしてみよう、ああしてみようと心を動かし体を動かして子ども達は成長していきます。急いで教え込むのではなく、よく食べよく眠り、ゆっくりたっぷりじっくり遊ぶことが、いつか目に見える発達へ、大きな幹、素敵な花へとつながっていきます。

3月後半、三つの教室で、一年間通ったことをみんなでお祝いする修了式が行われました。乳幼児親子教室の修了式での年長さんの発表では、その発達が目に見えた瞬間でした。名前を呼ばれた子ども達が前に出て、?◯◯君とお友達◯◯ちゃんとお友達、握手をしようギュッギュッギュッ?と歌に合わせ演じました。大勢の前やいつもと違う状況がとても苦手な子ども達ですが、みんな自分から手を出しお友達と手を繋ぐ事が出来ました。少し緊張し照れた表情が微笑ましく、立派にやり遂げお母さんのもとに駆け寄る姿は自信に満ち溢れていました。

年長さんに限らず、どの子もこの一年で心身ともに成長が見られました。それは雨の日も風の日も暑い日も寒い日も、自転車やバスで子どもを連れて来て下さったお母さんお父さん方の努力があってこそ実現できた事です。修了式の後行われた保護者会のお別れ会では、子ども達だけでなくお母さん自身も教室に通う中で成長できたと皆さん話されていました。子どもが可愛いと思える、子育てが楽しい、みんなに助けてもらえて嬉しかった、教室に通えて私が楽しかった、4月から通えない事が淋しい。お母さん達が泣きながら、笑いながらたくさん語り合えた素敵な会でした。

新年度が始まります。このニュースが皆さんのもとに届く頃には、桜の開花が発表されている頃でしょうか。子ども達が土の中でじっくりたっぷり栄養を蓄え、いつか芽を出し花を咲かせるときが来るまで、私たちも寄り添いながらじっくり見守っていきます。2017年度も皆様のご支援ご指導よろしくお願い申し上げます。     (A)